ボーイング737MAXの相次ぐ墜落。その原因とは?

ボーイング737MAXは相次いで墜落事故が起こっていて、各航空会社は
該当機の使用を中止するなどの対策をとっています。
ではどうして墜落したのか、その原因について見てみましょう。

■失速を防止するための自動化機能の不具合

ボーイング737MAXには離陸時の失速を防止するためにの機能として、
自動的に機体を安定させる仕組みがあります。
これはMCASと呼ばれる機能ですが、センサーが故障してしまうと本来であれば
機種を上向きにしなければならないところを機種を下げる方向に働いてしまっていました。

パイロットが機種を上げようとしても、MCASが自動的に機種を下げてしまうことで
最終的に墜落したのです。
MCASの動作をキャンセルする機能が組み込まれておらず、パイロットがいくら
機種を上げてもMCASが勝ってしまうという不具合です。

■機械の故障を想定していなかった

失速を予防するための機械が故障してしまうことで墜落するという前代未聞の大問題ですが、
そもそも機械が故障することを想定していなかったことが根本原因であり、
これは完全に人災と言えます。

機械が誤作動を起こしたときにパイロットが主導権を握ることができれば、
墜落することは無かったと言えます。
2機のボーイング737MAXが墜落したわけですが、操縦桿を握っていたパイロットが
その時どれだけ必死に機種を上げようとしていたのか、想像を絶するものがあります。

■ボーイング社は不具合を解消するための修正を実施

ソフトウェアに不具合が見つかったため、ボーイング社は不具合箇所を修正しましたが
実際に実機に適用して試験を行うまでは至っていません。
航空会社側としては、不具合が明らかになった機体を使用するのはリスクが高いので
いくら不具合が修正されたとしても、ボーイング737MAXを積極的に使おうとする
航空会社は少ないのではないでしょうか。
2019年5月 5日 23:35

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